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2020/01/21
掲載情報(「弾道ビジュアライゼーション」)
『弓の一ツの德は、放つ矢人の目に見えてよし、鐡炮の玉は目に見えざる所不足也、此義能々吟味有べき事』
五輪書の地乃巻にこのような一節があります。
(※訳注 弓の一つの長所は、放った矢の弾道が目に見えることである。鉄砲の弾は(弾道が)目に見えないところが欠点である。このことを、しっかりと調査研究せよ)
弾道をしっかりと観察して次に活かしたイメージをつくることの出来る『弓矢』は鉄砲よりもある意味優れているということを示しています。
『名手は一発で必中させるものである』というイメージがありますよね。
しかしそれは完全な間違いであることがわかります。
名手である前にビジュアライゼーションの『量』があることが前提です。
いかに結果に先んじて、『弾道を観察する』という情報の『量』と『質』によって逆算の因果関係をなぞる経験値が重要であるという事なのかなと解釈しました。
そしてこのようなシミュレーションのフィードバックループを回す事で、やがてフィードフォワードにたどり着きます。
フィードフォワードの段階になれば、論理的思考をスキップして反射的に答えを導き出すことが出来るようになります。
スポーツ選手や、いわゆる『競技』で結果を出すためには必要不可欠のスキルです。
例えば(将棋の)プロ棋士の局面打開は、前頭前皮質よりも尾状核などの脳深部のいわゆる古い脳の血流のほうが活発なことがfMRIで確認されています。
論理的思考をスキップして反射的に局面打開を判断できるようになっている根拠とされています。
優れたルーティーンは、このようなフィードフォワードの呼び水になっています。
そのためのゴルフ向きのルーティーンの構築方法はいずれ詳しく説明したいと思います。