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2020/09/30
イップス 予防対策について1(とりあえずパッティングから始めてみようと思います)
1 完全なストレートボール(サイドスピンゼロ)は可能なのか
俯瞰投射法の根拠となる神経科学からさかのぼって、イップスはどのように防げるのかを考察してみようと思います。
ここからのほうが「要はどうすればいいのか」ということが解りやすくなりそうです。
なるべく簡潔に。
技術的な切り口が当然最初に来ると思います。
パッティングからはじめてみようと思います。
それもショートパット。
ゴルフのショットはターゲットラインに平行に構えてボールを打ちます。
そのため結論から言えば完全にサイドスピンゼロで射出できる確率は低いと言えます。
では、どのようにしてストレートに近い球筋をコントロールしていくのかというと、要素を単純にすると、
「左へのつかまえの要素」と
「右へ逃がしていく要素」を、
バランスミックスしていくことで調整します。
これは、パッティングでも要素としての構成は同じだと考えています。
つまり、パッティングでもつかまりの要素と抜けの要素が微妙に釣り合ってはじめてまっすぐ転がすことができるということです。
※2へ
2020/09/29
イップス に なぜ予防が必要か
俯瞰投射法を発表するためにイップスの因果関係などを研究する過程で、深く掘り下げていたのはかなり職業的な領域で発現するレベルのものでした。
つまり「ジストニア」に近いものだったと言えます。
結論的には、脳が物理的な構造である以上「完全に克服するのは難しい」というものです。(アンインストールが簡単に出来る構造ではないという意味です)
「じゃあどうすればよいのか」と問われれば、
「神経回路に新しい橋をかける」
ということになります。
要するにどういうことなのかというと、
「同じ目的達成を、なるべく違う動きで実現する」
ということになります。
これには個々に事情が違うので相談しながらベストな道を探っていくことになります。
一概にはひとくくりにできないところです。
「ピアニスト」はあきらめるわけにはいかない、「プロ野球選手」はあきらめるにはいかない、「プロゴルファー」はあきらめるわけにはいかない、職業人は簡単にあきらめるわけにはいかない。
この「あきらめるわけにはいかない」という強い思いがないと解決は難しいものです。
単なる趣味であれば嫌になってやめてしまうことででしょう。
職業でもなければ、イップス になると遠ざかってやがてやめてしまう事が実際には多いのです。
そうなると、アマチュアゴルファーにとって重要なのはイップス にならないようにはどうすれば良いのかという目線は非常に重要だといえます。
これからこのような「イップス 予防」の項目も解説していきたいと思います。
2020/09/15
バッティングのストレスとイップス
~ゴルフとストレス~
無類のゴルフ好きである安倍首相の持病の潰瘍性大腸炎が悪化したそうですね。
国のトップのストレスはかなりのものだったのでしょうか。
首相退任後は以前のようにゴルフを再開出来るように回復されると良いですね。
安倍首相といえば、祖父のゴルフ外交、岸・アイゼンハワーを、安倍・トランプといった感じで踏襲されたのが印象的でした。
同様に無類のゴルフ好きであったといわれているアイゼンハワー大統領(オーガスタのメンバーでゴルフ殿堂入りもしているそうですね)もかなりのストレスに悩まされていたそうです。
心臓病の持病を抱えていたアイゼンハワー大統領がゴルフをする際には、パッティングをしないゴルフを主治医に提案されていたそうです。
(「アイゼンハワー・ルール」「アイク・ルール」と呼ばれています)
心臓発作の突然死のリスクがあるほどのストレスのリスクが高いのがパッティングというわけです。
~なぜパッティングはストレスフルなのか~
数あるスポーツの中でゴルフが一番死亡率が高いことをご存知でしょうか?
突然死がダントツで多い競技です。(原因は当然外傷ではなく心臓発作、脳出血系です)
競技人口の平均年齢の高さも要因ではありますが、その中でもパッティング時に起こることが多いのです。
なぜそこまでパッティングは人をドキドキさせてしまうのでしょうか。
カンタンと思われていた期待値が高い中での思わぬ失敗等で、怒りや落胆、悔しさなどの激しく感情が揺さぶられてしまうところにあるのでしょうか。
落胆の大きいミスを繰り返す悪循環はイップス のきっかけになります。
パッティングでイップスを発症する場合に、このような感情の揺れ動きがプレーに影響しているという考え方から、メンタルトレーニングによってイップスの改善をはかる考え方もあります。
しかし、もしメンタルで解決するならば、
「まさかの失敗を想定し、許容し、受け入れ、次へ切り替える」
ということに尽き、大きな括りとしてある意味人生においても『究極のメンタル』が必要ということになります。
これはこれで、大テーマとして長期的に取り組む必要があるでしょう。
その前に、イップス を『予防』するために出来る事は無いのでしょうか?
2020/09/11
イップス 予防にもなるかも?のワンレングスの可能性
「アイアンクラブがワンレングスになったらどうだろうか」という仮説は、ゴルフを深く追求した人にとっては一度は考えた事があるのではないでしょうか。
かつて岡本綾子さんは、実際には9番アイアン以下を同じ長さにして実戦使用していたといいますね。
最近ではデシャンボー選手がワンレングスアイアンを使って話題になりました。
これまでのワンレングスクラブを実現するのを阻んできたハードルも、素材比重や金属強度などの物理的要因にありました。
ショートアイアンのようなロフトが多いクラブヘッドを軽く作る事が出来なかったのです。
今では様々な進化により技術的に問題なく作れるようになりました。
たた、調整して考慮しなければならない事もかなりあります。
シャフトの長さが変わると、球の高さが変わるので、ロフトのピッチ調整を再定義する必要性が出て来たりします。
(ネガティブな面は、この研究が進むと必要なクラブ本数が変わってきたり、シャフト性能の判断基準見えやすくなり、商業的に不都合もありそうで案外普及しないかもです)
かつて、全盛期のアーニー・エルスも、スイング軸と腕の角度の関係性がフィーリングに大きな影響を与えるという趣旨のことを述べていました。
ワンレングスになれば、スイング軸を伴う「前傾角」、「腕」、ライ角である「クラブシャフトのアングル」の3つの角度の関係性がほぼ変わらないとになり、特に腕の付け根(いわゆる脇の閉まり具合)にかかる圧力も一定になり、フィーリングの互換性がかなり高められます。
再現性が高い動作を楽にできればミスへの不安を軽減できます。
番手によって得手不得手の差が激しい方、ショートアイアンなどがイップス気味の方はもちろん、もしくは多忙で練習量が充分とれない方なども試してみる価値があると思います。
2020/09/05
ミスから考えるゴルフの未来
今週の週刊ゴルフダイジェストで、ラウンド中のミスへの対処法についてのレッスン記事を担当しました。
その中で、うまくいかなかった時を想定し、プランBやプランC、Dを用意しておく提案をしました。
私自身も先日のラウンドで、股関節を痛めていた為ドライバーが不安定でしたのでラウンドの終盤に3Wでティーショットする事にしたりする機会がありました。
やってみると、ドライバーの飛距離とほぼ変わらないで不安定さも軽減されだので、もっと早く使えばよかったかなとも思いましたが、
特にスコアにナーバスになるほどでもないラウンドの場合はついついドライバーを使い続けてしまう気持ちもすごくわかります。
もし、もっとナーバスになってプランBやプランCというふうに追求するとしたら、
3Wでも不安感なく安心感を持ってスイングしているとは言えない状態でしたので、、プランEくらいになって、
おそらく8番アイアンあたりまで番手を下げればある程度不安感なくスイングできる段階になるかもという事になってしまう事も考えられます。
さすがに実際に8番アイアンから下を使ってラウンドすると周りがビックリしてしまいますので、中々できないとは思いますが。
しかし近い将来に、クラブの進化と再定義でこのような安心感でゴルフが出来る未来が来るのではないかと内心考えています。
近頃、実際に販売され始めた、ワンレングスアイアンやワンレングスユーティリティーがその先鞭をつけるかも知れません。