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2020/05/03
イップス 対策として『脱力スイング』を最初に取り上げた理由
YouTubeをやり始めるにあたって、比較的軽度のイップス に効果がある『脱力スイング』を取り上げたのには、主に二つの理由からです。
一つは、「体性感覚」に基づき、なるべく手先ではなく、下半身や体幹の動きに重きを置くことで、スイングに緊張の影響が伝わりにくくするという目的です。
手先(特に手や指)は、脳におけるかなりのストレージが割り当てられていて、様々な動きがインプットされています。
そのため、不安や躊躇などの感情的なイレギュラーを拾いやすく、誤作動チョイスを起こしやすい部位であると言え、その関与をあらかじめ少なくするという目的です。
もう一つは、
「筋紡錘の自然なコントロールを失わないようにするため」です。
スポーツにおける動作学習の難しさは、随意筋の動きのつなぎ合わせでは全く役に立たないということです。
スポーツの動作の質は伸長反射と随意運動のバランスミックスで決まります。
随意筋の運動と伸長反射の協調は、運動ニューロンによる筋紡錘の感度調節や、シナプス前抑制によってバランス調節されています。
(シナプス前抑制と伸長反射の関係性などの生理学に関するところは、専属のトレーナーを付けているプロ選手(あらゆるスポーツが当てはまります)は、よく話し合っておく事をお勧めします)
そこになんらかのバランスを崩す要因があると、動きの質は一気に低下してしまいます。
それはには、過緊張や過度のフォーム矯正などによるものが考えられて、身体の動きや道具の慣性が止まったり、伸長反射のタイミングを逸したり、不随意な屈曲反射が起こったりすると、脳はどう動作をコントロールしていいのかわからなくなります。
レッスンプロの部分部分の手取り足取りの指導よりも、肉体の構成要素(骨格、体型、筋肉の質、性別など)の似ているお手本の選手の模倣の方が効果的だったりする場合があるのもそのためです。
比較的広く効果があると思われますので、これからも丁寧に説明していこうと思います。
https://www.youtube.com/channel/UCI66Xk3PRMKYnbiLJtIT2UA