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2021/02/28
最強のスポーツメンタルコントロールとは(※脱線だらけ)
最近、科学的根拠も大事なんですが、仮説検証のサイクルを回すことがもっと大事かも知れないなぁと思っています。
科学的根拠を示そうとする事に重きを置きすぎると、ときおり研究がつまづいてしまう事があります。
また、科学的根拠を示す時だけではないのですが『一次情報が極めて重要である』という考え方によって思考停止してしまう事もあります。
先日もイップスの一つの側面を説明するのにとても便利な「キーワード」があって、例え話として扱いたいと思い、念のため一次情報をさらうとどうもそのワードを作った提唱者と違うニュアンスで世の中で使われている事を知りました。
そのためその解釈で迷いが出てしまい、そのワードは重くとらえずに比較的軽い話題として考える事にしました。
とはいえ、このような事で研究がスピードダウンする事はあまり意味がないかなと思いました。
(※ちなみにそのキーワードは「アフォーダンス」です)
今回の新型コロナでもとても学びになったのは、科学的根拠の重要なところであるはずの『統計』は、語られるその立場立場によってなんらかの意図を前提にされたものがかなり紛れ込んでくるという事がわかった事です。(「数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う」ってどこかの本で見たような…)
このような統計や論文はいわゆるエビデンスとなるわけなのですが、論文の半数以上はその後の研究で覆されるという見方もあるわけで、常に多面的・総合的に考える事がいかに重要であるかを示しています。
そのような時に、違う分野の学問でも同じ現象が語られていたり、昨今の急激な時代の変化の中でも生き残って通用する考え方はある種の科学的根拠と呼べるかは別として、信頼するに足るものがあるのではないかと考えます。
例えば、数年前から流行った「アドラー心理学」における『課題の分離』は、もっと前の時代のギリシャ哲学や東洋哲学にも似たような解釈はあるし、宗教分野でも「ニーバーの祈り」として語り継がれているし、行動心理学、行動経済学として最新ビジネス戦略としての例が出てきたり、脳神経科学としても扁桃体の活動抑制の面で裏付けられています。
救急におけるトリアージなどは、課題の分離こそが圧倒的な結論であることを示しています。
(※脱線気味なのでこの辺でやめます)
とりあえずの結論としては、
この『課題の分離』はスポーツにおけるメンタルコントロールとしても『最強』の考え方であると言えますね。