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2018/11/14
イップスの我々にも役立つ「自己超越」とは
イップスの我々にも役立つ「自己超越」とは
「我々も自己超越出来る??」
スポーツニュースで流れる、松山英樹選手の活躍、もしくは錦織圭選手、大谷翔平選手らのような世界を舞台にした活躍は私たちの気持ちをとてもワクワクさせますね。
彼らの活躍は彼ら自身の自己実現の枠を超えて、もはや国民の感情を左右するほどのスケールになりました。
心理学者のアブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向けて絶えず成長をしていく」という理論を唱えて、人間が持つ欲求を5段階にあわらしました。
晩年にマズローは、さらに5段階の欲求階層の上に実はもう一つのステージがあると付け足しました。
それが、「自己超越欲求」と呼ばれる段階です。
自己超越欲求とは、端的にいえば自己実現を超越して自分だけでは作り出せないモチベーションで、言わば「世のため、人のため」にということになります。
彼らの挑戦は最早富の為でもなく名誉の為でもなく、おそらく無意識のうちに「自己超越」的な夢の段階に達しています。
石川遼選手や森田理香子さんも一度は「自己超越」的な目標のステージへ到達しかけました。(例えば日本人による海外メジャートーナメント優勝は、日本のゴルファーの夢であるように)
これを「自己超越欲求」として大いなる力を味方につけるか、外野の雑音がかける重荷のプレッシャーを受けて自己実現へ次元を下降させるかでモチベーションとその後の行動はは大きく変わります。
自己超越欲求をイップスを乗り越えるためのモチベーションの炎を燃やす燃料にできれば心理的にも大きな力になります。
近年の心理学の研究では、このようなステージに到達した者のみが許された欲求というというだけではなく、一般の人々にもこの考え方が活かせるという事が分かってきました。(単なる綺麗事というわけではありません)
自分のためだけに頑張るのには限界があるのですね。