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2018/12/22
「メンタルトレーニング」は取り組む必要があるのか
「メンタルトレーニング」は取り組む必要があるのか
あらゆるスポーツ競技には「メンタルの強さ」が必要であるといわれています。
特にゴルフではメンタルを重視して語られる歴史が長く、それについて研究する人も書物も多数あり、切り口も様々です・
いったいゴルフに役立つ「メンタルの強さ」というものがあるならばそれはどのようなものなのでしょうか。
ニューヨーク・ヤンキースで活躍した松井秀喜さんは著書の中で、
「自分のコントロールできることに集中する」
という事を力説しています。
そしてそれは、
「自分のコントロールできないことを全く気にしないようにする」
という事も含まれています。
これが書籍のテーマである「不動心」をあらわすものなのでしょうか。
海外でも似たようなことは古くから言われていて、
THE SERENITY PRAYER
O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.
Reinhold Niebuhr
神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
ラインホールド・ニーバー
「ニーバーの祈り」としてアメリカではあまりにも有名な一節です。
言葉の響きには美しさがありますが、、
実際にはこのような決断力と切り替えができる人はかなり限られています。
(俗に「修羅場をくぐってきた場数が違う」人や、情に流されない合理性を持った限られた人になるでしょうか)
時には過酷な現実を粛々と受け入れ、切り替える能力が求められます。
感情に流されずに合理的かつ迅速な判断が必要である例えば「トリアージ」をあつかうような局面ほど、一般的にはしっかりとしたトレーニングを積む必要があるのです。