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2019/04/16
タイガーウッズ マスターズ優勝と暗示的学習
2019年のマスターズトーナメントで、タイガー・ウッズが復活優勝しました。
これまでも信じられないようなパフォーマンスで世界を驚かせてきたウッズ選手ですが、もはや難しいのではと言われていた14年ぶりのマスターズ優勝、11年ぶりのメジャートーナメントの優勝をやってのけ、存在感の格の違い示して、久々に世界を驚かせました。
全盛期の活躍は言わずもがなですが、まるで漫画のようなプレーを連発して世界中のゴルフを知らない人々や子供たちに影響を与えてきました。
MLB、NBAやNFLのトップ選手のように子供に憧れられる初めてのプロゴルファーなのではないでしょうか。
その時のタイガーウッズ選手に憧れてゴルフを始めた子供たちが「ウッズ・チルドレン」となり、その世代のエリートが今のPGAツアーの中核選手となっています。(今回上位にいた多くの選手はそのようなウッズ・チルドレンにあたるわけで)
ウッズ・チルドレンたちは、タイガーウッズという圧倒的なカリスマの影響力のもと「模倣学習』によってウッズ型の優れたスイングをゴールデンエイジ特有の『即座習得」によって会得し、ゴルフ界のトレンドをアスリート型に一気に傾けました。
スーパースターの影響力は絶大ですね、
みんな「タイガーウッズのようにカッコよく振りたい」一心で取り組んできたわけです。
日本でもこれと少し似たような現象がみられました。
宮里藍さんが10年ほど前に世界的に活躍しはじめて、日本人でしかもそれほど体格の大きくない女の子でも大活躍出来るというロールモデルを示したことで、ちょうどその時期にゴールデンエイジを迎えていた女子のジュニアゴルファーの中心選手たちは今『黄金世代』として脚光を浴びています。
スーパースターの圧倒的な存在感と、その模倣学習がゴールデンエイジのタイミングと重なるという相乗効果の大きさは計り知れないものがあります。
動作学習における模倣学習は最高の「暗示的学習」であり、大きな効果を生みます。
暗示的学習についてはまた次回。