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2019/09/24

緊張はパフォーマンスを下げるのか

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15日に行われた、マラソングランドチャンピオンシップでの設楽悠太選手の戦い方は、プロらしい作戦でしたね。

オリンピックにはまずは出なければという他の選手の戦略は結果としは正しかったわけですが…

 

ところで、

ある意味マラソンよりも話題になってしまったのは、

コブクロの小渕さんの国家独唱でしたね。

 

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極度の緊張状態に陥り、大量のストレスホルモンの分泌から、一気に交感神経が高まってしまい横隔膜が下がらなくなってしまったのでしょうか。



一般的には、緊張は必ずしも悪いことではなくこれからやろうとしている事に対して起こる健全な生体反応です。



渋野日向子さんも大事な場面でのパターは手が震えると言っていますね。

交感神経が優位になれば、手は震えても当然です。

目の前の問題解決に向かって体がアイドリングしている健全な状態なので問題のある反応ではありません。

 

いわゆるジストニア的な現象に類する、書痙や本態性振戦などのように、目的の動作を著しく阻害するほどのものでなければ、それほど気にする必要はありません。

むしろ、緊張を抑えよう抑えようとすることの方がよくない結果につながります。

 

ところが、ほとんどの人が震えを抑えるにはどうしたら良いかを考えすぎてしまい、緊張を抑えよう抑えようとしてしまうわけですが、緊張することにより悪いイメージがどうしても払拭できない場合は、交感神経の高まりを適度なレベルまで下げる必要があります。

 

ここで、メンタルトレーニングなどで良く登場する、呼吸法やマインドフルネスが必要になる訳です。

顕在意識と潜在意識をまたがる呼吸という要素を使って無意識の動きと能動的な動きのバランスを取リます。

呼吸を整える事によって横隔膜が下がり身体の重心バランスが下がり、安定するというのも大きな副産物です。

 

プロレベルでのパフォーマンスを改善するには、このような自律神経をコントロールするトレーニングの経験が全く無い場合には、専門の指導のもとで8週間程度の訓練期間が必要です。

 

手っ取り早い方法を求める人にとっては、かなりここのハードルが高いようですが、トッププレーヤーを目指すならば遅かれ早かれ取り組む必要があるでしょう。

パターの時の「手が動かない」というのとはまた別次元の話です。