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2020/02/25

『上達の踊り場』と カニの脱皮

『上達の踊り場』と カニの脱皮



昨年、展示飼育している新江ノ島水族館での6時間かけてのタカアシガニの脱皮の様子の動画がニュースになりました。🦀

 

動画が公開されています。

 

タカアシガニの脱皮

https://youtu.be/VgCDcobtZHs

 

 

 https://youtu.be/VgCDcobtZHs



このような、タカアシガニの脱皮の様子がしっかりと撮影されることは珍しいそうです。

 

脱皮に成功すると、完了した段階で、1.3倍程の大きさになるそうです。

脱皮する前までは余程キツかったでしょうね。



タカアシガニは、日本近海の深海に生息する世界最大の巨大なカニです🦀

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オスは甲羅が40センチほどで両足を広げると、3メートル以上になるものも珍しくないという『超足長』世界最大の節足動物です。

 

カニは多いもので十数回も脱皮をするそうですが、脱皮という避けられない節目は、相当なリスクがあるらしく、途中で体力の限界に至ったり、柔らかい状態を狙われて捕食されて死に至る事が多いそうです。

 

逆に言えば、脱皮に成功するという事は生まれ変わるのに近く、さらに大きくなりながら、かなり長生きするという事らしいです。

(野生の推定寿命100年ほど)

 

脱皮するたびに巨大化して、長生きといえばロブスターも有名🦞で、、一説によると内臓の一部まで入れ替わる(驚きです)と言われていて、脱皮を繰り返せば永遠の命に近いと言われています。

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(別名オマールエビ。まあ、永遠はオーバーですね。テロメアとテロメラーゼに関わる研究は…また大きく脱線してしまいそうなのでまたの機会に…)

 

脱皮を繰り返すことのできる能力が長生きの要因である事は間違いなさそうです。



スポーツ選手も、いわゆる上達の踊り場に達して、次のステージに向けた『脱皮』が必要な節目になる局面が必ずきます。 

 

それは、成長期の身体の変化に対応することだったり、それを過ぎてから身体が動くうちに何かを徹底的に刷り込む時期であったり、やがて身体が衰えてきたら量よりも質を重視したものにしていくべきタイミングであったり…

そのような状態を、プラトーと言ったりスランプと言ったりするのかも知れません。(イップス もそうなのかもしれませんね)

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やはりこの局面をしくじると選手生命の『死』が訪れるというところは同様ですね。

 

2009年に推定年齢140歳のロブスターが捕獲されたそうです。

重さは9キロにも達する大きさ。

脱皮に成功し続けることが出来れば巨大化しながらも生き続けることができるということなのでしょうか。



節目を生き残り、君臨し続けるには、戦略が必要です。

ゴルフでは、生来のドローヒッターが何かを感じてフェードボールをマスターしようとして『死ぬ』事があります。

歴史的投手を分析すると必ずしも多くの球種を投げていません。どうしてかというと投げられないわけではなく…



…また脱線して無限に広がりそうなのでここでやめておきますm(__)m