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2020/06/27
クラブの進化とスイングの関係性
前回触れましたジャック・ニクラウスのgolf my wayには、先進的なティーチングプロに取り入れられている「スイングカタリスト」の分析に通じる足底圧力の分布と移動のニュアンスが自身の内的イメージとしての図として描かれています。
そこからはテイクバックで踏み込まれる右かかとにかかる圧力の反作用を利用して高いトップが作られていたのではないかと推測されます、
ニクラウスのようなレジェンドプレーヤーに採用された、アップライトなプレーンからのスティープなダウンブロースイングは、やがてその後のクラブの進化によってまた少しづつ変容していったように思います。
アイアンネックの金属強度、接着強度はそれから年々進化していく中で、低い重心の易しいクラブを作る事を目指す段階に入っていきました。
そのようなクラブが実現すれば必ずしもダウンブローで打つ必要はなく、易しく球の高さを実現できると予想されたからです。
(「低重心」が革新的クラブのキャッチコピーだった時代を知る人は少なくなって来ました。もはや死語ですね。)
そのクラブの低重心化(正確に言えばクラブヘッド重量の再配分化)とヘッドの大型化を一気に加速したメーカーが誕生しました。
1982年にキャロウェイゴルフというメーカーが誕生します。
キャロウェイ初代クラブデザイナーのリチャードヘルムステッターは、
ゴルフが難しすぎてやめてしまった弟でも使えるようなクラブを設計しようと考えていました。
(偶然の産物もあったという)経緯は有名なので端折りますが、アイアンクラブのホーゼルの伝統的形状を、「短く」かつ「貫通」させることにより、大幅な重量の再配分に成功し、S2H2と名づけられたその技術は、ボーゼルの接着強度をクサビを打つ形で補完した「スルーボア」も大きな特徴でした。
これを皮切りにヘッドの「大型化」「低重心化」、アイアンの「キャビティ化」が進み、重心距離も長めのクラブ進化の方向性が加速しました。
使い手のスイングにも次第に変化を及ぼしていったように思います。