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2020/09/11

イップス 予防にもなるかも?のワンレングスの可能性

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「アイアンクラブがワンレングスになったらどうだろうか」という仮説は、ゴルフを深く追求した人にとっては一度は考えた事があるのではないでしょうか。

 

かつて岡本綾子さんは、実際には9番アイアン以下を同じ長さにして実戦使用していたといいますね。

 

最近ではデシャンボー選手がワンレングスアイアンを使って話題になりました。

 

これまでのワンレングスクラブを実現するのを阻んできたハードルも、素材比重や金属強度などの物理的要因にありました。

 

ショートアイアンのようなロフトが多いクラブヘッドを軽く作る事が出来なかったのです。

 

今では様々な進化により技術的に問題なく作れるようになりました。

 

たた、調整して考慮しなければならない事もかなりあります。

シャフトの長さが変わると、球の高さが変わるので、ロフトのピッチ調整を再定義する必要性が出て来たりします。

(ネガティブな面は、この研究が進むと必要なクラブ本数が変わってきたり、シャフト性能の判断基準見えやすくなり、商業的に不都合もありそうで案外普及しないかもです)



かつて、全盛期のアーニー・エルスも、スイング軸と腕の角度の関係性がフィーリングに大きな影響を与えるという趣旨のことを述べていました。

ワンレングスになれば、スイング軸を伴う「前傾角」、「腕」、ライ角である「クラブシャフトのアングル」の3つの角度の関係性がほぼ変わらないとになり、特に腕の付け根(いわゆる脇の閉まり具合)にかかる圧力も一定になり、フィーリングの互換性がかなり高められます。



再現性が高い動作を楽にできればミスへの不安を軽減できます。

番手によって得手不得手の差が激しい方、ショートアイアンなどがイップス気味の方はもちろん、もしくは多忙で練習量が充分とれない方なども試してみる価値があると思います。