ニュース・ブログ
- 2023-04(1)
- 2022-12(1)
- 2022-09(1)
- 2022-08(1)
- 2022-07(3)
- 2022-04(3)
- 2022-02(1)
- 2021-12(1)
- 2021-06(2)
- 2021-05(1)
- 2021-04(1)
- 2021-03(1)
- 2021-02(1)
- 2021-01(1)
- 2020-12(3)
- 2020-11(3)
- 2020-10(3)
- 2020-09(5)
- 2020-08(2)
- 2020-07(1)
- 2020-06(3)
- 2020-05(1)
- 2020-04(2)
- 2020-03(2)
- 2020-02(2)
- 2020-01(1)
- 2019-12(2)
- 2019-11(2)
- 2019-10(3)
- 2019-09(2)
- 2019-08(2)
- 2019-07(1)
- 2019-05(2)
- 2019-04(3)
- 2019-03(2)
- 2019-01(1)
- 2018-12(3)
- 2018-11(2)
- 2018-10(3)
- 2018-08(2)
- 2018-07(3)
- 2018-05(1)
- 2018-02(1)
2020/10/24
それでも『まっすぐストロークしたい』理由 (第1位に至る前提) 【イップス 予防対策について4 】
スムーズにストレートにストロークするには、ライ角を90度に近づけていくしかない、
振り子を垂直に揺らしながら、ライ角(シャフト)のみをを倒していくと、シャフトが形作る平面は、角度に比例して円錐の内側をなぞるような凹面の曲面になることを述べました。
ライ角がある状態て、シャフトプレーンとして平面状になるようにストロークすると、それに比例してやや斜めに揺れる振り子となり、プレーヤーの見る視界からは、ゆるやかなインサイドインのアーク(円弧)を描き、ゆるやかにオープンツーグローズドに見えます。
※わかりづらい場合はここは読み飛ばしてもOKです。
そこで、一般的におすすめなのは、
一般的な練習量に鑑み、構えのライ角通りにシャフトプレーンを形成してストロークする方法です。(これを2位としました)
なぜかというと、以下に述べる二つのメリットがあるからです。
一つは、パター全体が物理的に素直に動くということ(感覚のフィードバックに違和感が少ないという点でかなり重要)
もう一つは、振り子の回転軸をいくらか斜めに傾ける事ができるので(ストレートストロークの時の地面と平行の軸よりも)身体の負担が楽になるという点です。
また、このスタイルは比較的ショットやアプローチに近いフィーリングが出せます。
なので、当初に述べたように、
『捕まえと逃し』
によって、ラインに乗せられる確率が変わります。(これが確率の悪さにつながることがありますが)
これが上手い人はこのスタイルでも充分パターの名手として君臨できます。
ただ、このスタイルの名手の絶対条件は主にふたつあります。
一つは、ターゲットラインに対する体の入れ方(アライメント)に天性の巧さがあることと、アドレスの精度が高い事です。
もう一つは、フェイスにボールを乗せられる事です。
この『フェイスにボールを乗せる』という技術は、ショットやアプローチにも通じる技術で、これでワンテーマが作れてしまいますので、ここでは「端的」に説明します。
もし、ライ角がゼロ度だとすると、
『ピンボールを弾く』ような形になる事を想像できるでしょうか?
この状態で、ボールがすっぽ抜けて逃げずにまっすぐ飛ばせるストロークを『フェイスにボールが乗った』とか、『捕まっている』というニュアンスになります。
※こういった、ややこしい『巧さ』が必要無い状態が『ストレートなストローク』ということになるかもしれませんね。
また、インサイドインに見える『円弧」になっているという視覚情報の認識に『鈍感』になる必要性があることも重要です。
このストローク採用で最強なのは、
天性のアライメントと、
天性の『鈍感』さ、
考えすぎないメンタリティです。
このようなインサイドインのストロークでうまくいっていた人が、突然不調になって、ひどい人だと考えすぎてイップス になる事があります。
『もっと精度を高めたい』
『もっと確率を高めたい』
と思ううちに、やってしまうのがインパクトのフェイス向きの精度を高めようとする事です。
もちろん決して悪いことではありませんが、問題はそのプロセスにあります。
インパクトのフェイスアングルの精度を高めていく過程で、ストローク中のフェイスの向きもだんだん意識が向いていってしまいます。
そうなると当然テイクバック時のフェイスの向きもチェックの対象にいずれなっていきます。
その時にサイトラインの向きが『円弧』をなぞっていることに潜在的に違和感を感じとるようになっていってしまうのです。
もし、まっすぐ打ちたいのであれば直感的には、サイトラインがビリヤードのキューのように真後ろからまっすぐ撞く(シュモクのようにつくことから撞く(つく)という言葉になります)ようにボールにコンタクトされるイメージを潜在意識は強烈に求めてきます。
なので、カーブしてくるサイトラインをまっすぐ動くように無意識のうちに修正してしまいます。
この修正は、最初の物理的な設定である凹面にシャフトを動かすという方式を取らずに、『フェイスの向きをいじる』修正に間違いなく向かいます。
そうなってしまうと修正と結果の因果関係が揃わず、迷路の入り口に入っていきます。