ニュース・ブログ

2022/02/05

ゴルフYoutubeについて思う事と個人的な苦悩

722A48BD-1BF8-4922-B312-667D26D31AD7.jpeg
やはりマーケティングに優れているのが人気があるなぁと 感じます。 「分析だけじゃなくて自分もやればいいじゃない?」というところですが、 コレが中々上手くいかなくて、ちょっとした悩みでした。 マーケティング →消費行動調査 →行動経済学 →楽観的未来ビジョン →出来るような気がする →脳内ホルモン分泌誘導 という勝手な連想ゲームは進むわけですが、これには先鋭的なパワーワードというトッピングが必要です。 これにより、脳内ホルモンをアドレナリン、ドープアミンなどの分泌に誘導し、ベネフィットを既に得たような錯覚を起こさせる手法は承知しているのですが… 自分のような長年ゴルフを研究をするロートルにとっては、もはや自分の考え方が、先鋭化するというよりも、様々な切り口に触れ経験や知識の積み上がることによって一面的な視点が減って思い込みが少なくなり、「知識の総体化』が進むフェーズとなっています。 つまり、どの意見にもいいところがあると捉えられるのが総体化と言えるのですが、一方で単に「言葉が弱くなった」とも言えるわけです。 (※総体化とは一面的な視点やものの見方を、それが唯一絶対ではないという見なし方を言う) それは、経験を積めば積むほど、統制的理念と構成的理念という二つの理念をたゆとうように行き来しながら、徐々に構成的理念に傾いていかざるを得ない現実に行き当たるからでもあります。 (※統整的理念というのは、けっして実現できないけれども、絶えずそれを目標として徐々にそれに近づこうとするような理念。構成的理念→ 現実的に実現可能な理念。【例】コロナの撲滅→統制的理念、コロナと共存する→構成的理念) 脳の仕組みから言えば、メンタルはデフォルトでネガティブにできているという事実があるなかで、脳科学やイップス という分野を研究する私の立場では、ベネフィットの幻想へと誘う結果が身も蓋も無いものになるという本質に触れざるを得ないつらい立場にあります。 軽々しく多くの人に楽観的未来を強い言葉で語る事が出来なくなってきしまっているのです。 知識は総体化してくると、言うことに切れ味は無くなり、凡庸になり射幸心の煽り方は下手になるものです。 広く届けるチャンスと目の前の人を上手くするためのレッスンのキャップに苦悩している今日この頃であります(^^;;