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2022/04/15
努力なのか才能なのか、それとも?、、
努力なのか才能なのか、それとも?、、
このようなことがスポーツではよく話題になります。
行動遺伝学の説をもとにすれば、能力や身体の特質は8割がた遺伝で決まるという身も蓋もない結論付けになっています。
ただ、環境および教育やトレーニングによってかなりパフォーマンスの質は左右されるというわかりにくい註釈も付け加えられています。
ここの、かなり難解な部分を削ぎ落として説明するとこうなります。
「昔、バイオリン演奏で言うところのビバルディのコンチェルトや、体操でいうところの、ムーンサルトは天才の所業であったが、環境やトレーニングによって今や中学生でも可能なパフォーマンスとなっている」
これは、環境及び教育やトレーニングの成果で高いパフォーマンスを発揮することが可能であることを示している例です。
ただ、
スポーツでは一方で残酷な一面もあります。
これは個人的な思い出ですが、、、
僕の通っていた高校はメジャースポーツからマイナースポーツまで盛んないわゆるスポーツ強豪校でした。
その昔メジャーなスポーツでは硬式野球とバレーボールではその昔全国優勝の実績がありました。
印象的だったのは同じクラスだった二人のバレーボール部員でした。
一人は、中学時代から実績のある運動能力抜群のA君。
もう一人は中学時代バレーボール経験のないB君。
レギュラーとして活躍したのは意外にもB君でした。
実は、A君は高校3年間、公式戦は1試合も出場できませんでした。
B君は高校2年からレギュラーとして活動し、大学に進学しても名門バレーボール部で活躍しました。
二人の運命を分けた違いは「背の高さ」だけでした。
ちなみにA君は175センチ、B君は194センチでした。
高校にはフェンシングやボート、重量挙げ、アメリカンフットボール、グランドホッケーなど、公立高校にはあまり見かけないマイナースポーツの部活も多く、
オーバーな表現をすれば入部すれば関東大会やインターハイに出れたりすることも当時はありました。
ちなみにもし、運動能力抜群のA君がそのような部活に転向していれば全国的な大活躍したであろうことは確信を持っています。