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2022/07/29
これを機会に遡って確認してみる
「意識は脳が選択したものを後追いして認めているにすぎない」
という事実を元に、先日の週刊ゴルフダイジェストでもこれを前提に考えることが「イップス」をはじめとした、「なんだか思うように動けない」というレベルを含めた運動の障害にまつわる解決のカギになると考えていることにふれました。
なんか、突拍子もない論理の飛躍と思われる方もおられるかもですが、、、
これは決して思いつきではなく、
スポーツのからみで従来からある、
運動生理学・バイオメカニクス・スポーツ心理学 等々
のすり合わせからも確認することができます。
これを機会にかなり昔に通り過ぎてしまったところから掘り起こして確認して見ようと思います。
これから、現在まで他分野の専門家の過去の知見等のロジックにも触れながら、
なるべく客観的にわかるように説明を試みたいと思います。
(冗長になるのは私の能力不足です すみません、、)
まずは、「運動学習」について少し。
そもそも、
人はどういうプロセスで運動を学習するのでしょうか?
運動を学習する第一歩としては、ある一定の動きを身につけるということになるでしょうか。
ゴルフで言えば、
『スイングしてボールを打つことができる』
というイメージです。
しかし実は、ここからの方が重要になっていきます。
「それが再現性の高いものになっているかどうか」
「それが場所・環境・シチュエーションの変化に耐えられるものか」
ここまでをクリアして「運動学習」の本質に近づいていきます。
一回一回のパフォーマンスの波を少なくして再現性を高めていくこと、
というところが「運動学習維持能力」ということになりますし、
練習していた場所と違う環境でもできるのか、
「試合」などの心理面の変化があっても使えるのか、
というところが「運動学習移行能力」ということになります。
ここで示した、
学習・維持・移行
は独立して考える必要がありそうです。