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2020/12/21

80%までは正比例、その先は… パッティング分析①

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これが適切な表現かはわかりませんがが『80%くらいまではある程度努力すれば達成出来るが、その先の100%に近づくにはその何倍も努力しなければならない』と様々な分野でよく言われます。

 

ゴルフにおけるパッティングは、目的がシンプルなのもあって練習を積めば比較的早い段階である程度までは上達します。

 

しかしその先へ行こうとすると100%に近づくどころか後退しているのではないかという局面に行き当たる事があります。

まるで『練習すればするほど下手になる』感覚すら感じることもあるようです。

そうなると「練習しない方がいい」というスタイルに行き着く人も出てきます。

 

これはいったい何故なのでしょうか?



トーナメントに出るプロゴルファーは当然そこであきらめる訳にいかず、試行錯誤しながら努力を続けるわけですが、その過程で行き詰まってついには『手が動かなくなる』という現象に行き着きます。



このようなパッティングで『手が動かない』という相談は私の元に数多く寄せられてきます。

 

今回はそのような中でも、トーナメントに出るプロゴルファーのケースを取り上げてみたいと思います。

 

『手が動かない』プロゴルファーはほとんどがショートパットに悩みを抱えています。

 

ロングパットは問題なく打てるケースがほとんどです。

特に1メートルちょっとの距離にほとんどの悩みが集中しているのが特徴です。

 

こうしたイップス 系のコーチングをはじめた当初は、緊張によるストレス反応が出やすい手先に頼らないストロークや、プレッシャーのかかった場面でも平常心を保てるようなメンタルコントロールの手法などのあらゆる手法を用意していました。

 

しかし、ストロークを細かく観察しているとある共通の問題点がある事がわかってきたのです。

 

2020/12/09

モー・ノーマン式か、ベン・ホーガン式か

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前回は、ダスティン・ジョンソンはある意味『振り切ったコンセプト』であると書きました。

 

ブライソンデシャンボーも斬新なコンセプトを持っていますね。

 

最初から伝説のプレーヤー『モーノーマン』と重なっていましたが、やはり研究していたようですね。

 

これからは、このような『モーノーマン』タイプはもっと出てくるかもですね。

 

彼のコンセプトは徹底的な合理主義で、パターも例外ではありません。

二重振り子にならないようにロックされている

、アームロックはイップス 対策のひとつにはなりそうですね。

(以前にも取り上げましたhttps://sueoka-golf.com/info/2594925



しかし、パターの微調整が必須になります。

 

使う本人に合わせた調整のポイントは、パターの、

長さ、

重さ、

ロフト、

ライ角度、

シャフト硬度、

グリップの形状…

といった感じで容易ではありません。

また、そのパターを使ってかなり練習量も必要になります。

 

かなり、一般プレーヤーにはハードルが高そうですね。

プロでも自分で道具をいじれるレベルでないと中々難しいかもしれません。

 

このように『モーノーマン』型を極めるには、道具を改造することがポイントになります。

 

イップス の改善のための取り組みをする時にも、この『道具の改造』はかなり有効だと思っていて、イップス を克服したレジェンドプレーヤー達も必ず試みていると思います。

 

その点においては、私もかなり研究して、グリップの形を工夫したりしたものを数種類開発したのですが、こればかりは実際に触って試してもらわないことには伝わらないという事実があり、サンプル数が思うように多く取れていません。

 

なので、極めてオーソドックスなパターで、イップス にも効果があるメソッドを研究したら、結果として、タイガー・ウッズがやっているようなストロークのリバースエンジニアリング的なものになり、たぶんトッププレーヤーにとっては極めてありがちなストロークになりました。

 

これから、この『究極のストローク』とも言える内容についても少しずつ公開していこうと思います。






2020/11/21

ダスティンジョンソン と最新理論 と おまけのレッスン

 ダスティン ジョンソン と最新理論 と おまけのレッスン




2020年は秋に開催する事が出来たマスターズ。

優勝は名実ともに実力ナンバーワンのダスティンジョンソンでした。



思えば、ダスティンジョンソンの登場は、これまでのゴルフクラブやスイング理論を覆すほどのインパクトを与えたと言えます。

超ハードヒッターが、高ロフトのドライバーを使い、あれほどハッキリとした左手掌屈で体をやや開きながらハンドファーストにインパクトするという、ある意味かなり振り切ったコンセプトです。

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登場当初はかなり『独特』なものとしてとらえられていたのが、時代が追いついてきた感があります。

 

今や、このような『左手掌屈』や『シャローイング』などは熱心なアマチュアの間でも知られるようなキーワードになってきましたね。

 

しかし前回述べたように、このようなスイングを取り入れようとした時に、体型などの『資質』との兼ね合いを、考慮しないと元々持っているスイングの良い所を壊しかねないので注意が必要です。

取り入れるとしたら自分の持つ要素との『最大公約数』的なものにするのがベターです。

 

レッスンの実例を紹介すると、

シャローイングに取り組もうとするお客様にアドバイスさせていただいたのは、

完全なお手本的なシャローイングを実現するには、『胸郭の幅に対する充分な腕の長さ』か、『右の肩甲骨と肩の外旋の柔軟性』が必須の要素である事をまず知ってもらいました。

それを無理に実現しようとすると本筋の腕の動きからかなり外れた代用動作的な動きとなり、結果として飛ばなかったり振り遅れたりする旨を説明しました。

 

例えば、私の体(日本人の標準より太めですが)で表現するとこうなります。


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このようにシャローイングというテーマで、肩の内旋外旋がスイングの動きに『順目』ではたらくスイングの形を完全なカタチで表現するには、5センチほど左腕の長さが足らないということがわかります。




ちなみに、ダスティンジョンソン的なスイングにするとしたら、やはりまたこうなります。


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(※ここで言う『腕の長さ』とは胸郭の幅に対する相対的な長さの事で腕をはたらかせるスペースの余裕の事になりますので、胸郭が狭いことによる相対的な腕の長さであったり、右の肩甲骨の柔軟さで右腕を短く使うことで懐を深くして補うこともできます)



例えばこのように手足の短い日本人体型だとこのような足らない要素をどうするのかという事を個々の事情を鑑みて詰めていく必要があります。


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この場合の解決法としてはこのように、左腕の届く範囲内でトップオブスイングをつくるという結論になります。少しコンパクトなトップになるという印象になろうかと思います。

(画像では少しわかりにくいかもですが)



という事で、今の身体的資質(体型、柔軟性、筋力など)を考慮し且つ活かしながら、どういう取り入れ方が出来るのかを信頼出来るプロフェッショナルに相談する事をお勧めします。







2020/11/15

インストラクターの熱量についてと 反省

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今回はちょっと脱線して、恥をしのんて語りにくい事を語ります

 

情報を発信するにあたって、時おり頭に浮かぶのだけれど躊躇して結局取り上げないテーマがあります。

 

それは「良いゴルフレッスンインストラクター(ティーチングプロ)とはどのようなものか」というテーマです。

(これはもちろん、レッスンを受ける側にとっての話です。)

 

これは『自分を棚に上げて』語るしかないのですが、贔屓目に見ても『自分は良いティーチングプロでは無いです』というところから語らなければならないところがとてもつらいところです。

 

重要なキーワードとしては『熱量』があると思います。

ゴルフレッスンも人間対人間ですから、熱量高く伝えてくれるインストラクターは良いインストラクターの条件ではないでしょうか。

(残念ながらその点が私には決定的に欠けていると思っています)

 

じゃあ熱量高くやればいいじゃないのという話なんですが、どうしてそうならないのかのというと、ゴルフを研究の目で観ているからだという、言い訳です。誤解を恐れず言えば全てのゴルフ理論に基本的には懐疑的な目を持っているからです。(この結論には後述の理由があります)

 

こんな私でも、かなり長年お付き合いしてくださるお客様が数人いらっしゃいます。

(たいへん感謝しています。)

ある程度お付き合いさせていただいたお客様には、他所でもレッスンを受ける事をお勧めしています。

なのでそのような客様たちに共通しているのは、他のレッスンにもかなり精通しているという点です。

 

下衆な趣味かもですが、この間まで『4スタンス』を習っていたお客様が今度は『シャローイング』に取り組んでいるというような話を聞けたりして、ある意味興味深いです。

 

流行りの理論に批判的な気持ちになることはもはやそれほど無く、むしろ最近はそのような話を聞くと、『流行の理論の効用』を色々な意味で研究しています。

『熱量』もその効用のひとつだと思っています。

 

私の独特の目線から注目しているのは、流行の理論を語るインストラクターの、

『伝える側の熱量の高さ』があるところです。

 

熱量の高いレッスンプロに共通しているのは、自分でも試して成果が出たものをお客様に伝えているケースが多いといえます。

(プロコーチの場合は能力の高い選手に対して自分の理想を投影して成果が出たケース)

そのため伝える言葉にも魂(言霊)が乗せやすいといえます。



冷めた目で見ていると、

『型にはめれば何でもある程度は結果は出る』という見方で片付けられてしまいますがそういうことではなく、

いかにこの理論が素晴らしいかを、一生懸命伝えていると人の心は動くのだという事をとても感じるからです。

 

さっきまでシャフトを立てろと言われていたのに、今度は寝せろと言われたら普通は混乱するじゃないですか。

でも、伝える側の熱量が伝われば、お客様は取り組んてくれるのです。

ありがたいことですね。

 

そんな中、最近お客様からの流行りの情報は、やはりというか『YouTube』の情報です。

ゴルフ系YouTuberという事なのでしょうか。色々お客様に教えてもらって見る機会か👀多く勉強になりました。

ここでも『自分の信じるゴルフ上達方法を伝えたい!』というやはり語る側の『熱量』か伝わるものが人気を得ているようですね。

 

ただ、

気を付けたいのは、

『根拠となるサンプルが偏っている』という点です。

 

資質(性別、年齢、身長、体重、骨格、運動能力、筋肉の量と質、伸長反射のスピード、関節可動域と稼働方向など)は人それぞれです。

 

残念ながら、最適なスイングは好みによって決まらず、その人の資質によって決まってしまいます。

 

なるべく、体型などが似ているコーチのものを参考にするのがとりあえずはオススメですね。

 

 

 

 

 








2020/11/05

「究極のパッティングストローク」は存在する

「究極のパッティングストローク」は存在する

 

 第一位は、究極のパッティングストロークです。

 

 

(今のところの)究極のパッティングストロークには、

主に4つの特徴があります。



ヘッドが低く動く

ヘッドがほぼまっすぐ動く

少ないテークバックで転がす

イップス になりにくい身体の使い方である


それぞれは、

アップダウンアップの少ない動きによってバックスピンの量は安定する

 

まっすぐ動く事で「つかまる」必要性から解放される

 

理想的なパターヘッドの加速を生むエネルギー効率の高い物理的原理を用いた仕組み



バックストロークはターゲットからまっすぐ離れるように「手を送り」、

フォワードストロークはターゲット方向に「手を送る」

というやり方は徹底的に避ける、

 

 

 

ということになります。




 

 

 

 

 

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